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さわやかインタビュー(2)

更新日:2020年8月12日

2020年7月19日、朝9時半。

さわやかヘルパーが訪問中のH様宅にさわやか三田のSが訪問しました。



Hさんは独居ですが、成年後見人のFさん、ケアマネジャーのSさん、Nデイサービスのスタッフの皆さん、そしてさわやかホームヘルパー等々・・・多くの支援者が存在します。

今日のHさんは、後見人Fさんが用意した新調の服を身にまといダンディな装いです。朝食を終えたばかりのHさんと訪問中のヘルパーさんにお話を伺いました。

家の中がよく片付いていますね。Hさんはきれい好きだと聞いています。

Hさんそうや。きれいにしている…(うなずく)

S:あちらこちらに手すりがついていますね。

ヘルパー:転倒の心配があるのでご本人の移動される動線に取り付けてあります。私は5年程前から担当させていただいていますが、部屋の環境は随分よくなりました。ご本人もゴミが落ちていれば気になるようです。

S:デイサービスでカラオケがあると聞いていますが、Hさんはお上手で皆さんからのリクエストも多いようですね。何か歌ってもらえませんか?

Hさん:なんでも歌える。演歌がいい。(と言いながら無言。歌ってはいただけませんでした)

S:テレビがついていますが、どんな番組を見られます?

Hさん:野球。

ヘルパー:Hさんは阪神ファンですよね。お好きな相撲ももうすぐ始まりますね。

S:Hさんは若い頃、やんちゃだったのではないですか?

Hさん:いろんなことをやってきた。

S:どんなやんちゃをしましたか? それに、モテモテだったのでは?

Hさん:……覚えてない(ニンマリ)

S:今は幸せですか?

Hさん:幸せや(にっこり)

ヘルパー:Hさんはヘルパーが用事をすれば「ありがとう」とおっしゃいます。ヘルパーが帰る時は必ず「気を付けて帰りよ」と声をかけてくださいます。こちらが癒されることも多いです。

S:何かを超越した表情、整理整頓されたお部屋、たくさんの支援者さんに愛され、Hさんはお幸せですね。

Hさん:(しっかりとうなずかれ る。)


Hさんとさわやか介護ステーションの出会いは12年前に遡ります。当時、要支援1認定と最も軽い認定で、週1回買物と掃除の内容でヘルパーは訪問していました。自由奔放に外出され、ヘルパーが訪問してもお留守のことも度々でした。また救急車で搬送されたこともありました。

現在のHさんは要介護3。

紆余曲折があり一時は在宅生活の継続が難しいと思われたものの、今ではベッド、手すり、冷暖房が整い、宅配弁当が入り、現在は6名のヘルパーが毎日訪問しています。Hさんを中心とする様々な支援の人の輪は、入れ替わりながらもだんだんと大きくなっています。

Hさんの温厚な性格は係わる人たちを穏やかな気持ちにしてくれます。自宅のベランダから目を細めて景色をご覧になるHさんの姿に、「良かった」とほのぼのした気持ちになりました。

S:Hさん、今日はお話ありがとうございました。

Hさん:また来てや、気いつけてな!


(文責)石井

 

さわやか三田では、ヘルパーを募集しています。

詳細はさわやか三田事務所までお問い合わせください。

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