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執筆者の写真さわやか 三田

助け合いの会について

更新日:2020年7月1日

助け合いの仕事の依頼で一番多いのは家事支援の依頼です。調理や買い物の依頼も多少は 有りますがほとんどは掃除の依頼です。介護保険との併用が多いので、ご家族との共用場 所の掃除や家の周りの草抜き、大掃除的な特別な掃除などです。定期や不定期にヘルパー さんが介護保険の仕事の続きの時間や、違う曜日に仕事をしてくれています。


次に多い依頼は通院、外出の手伝いです。ほとんどは三田市内の病院の付添ですが、時に は遠方の病院への付き添いの依頼もあります。今年は神戸や尼崎の病院まで付き添いまし た。付き添は早朝から長時間に及ぶこともありましたが、快く付添って下ったヘルパーさ ん達のおかげでご依頼にお応えできました。


その他に依頼の件数は多くはないですが、助け合い独自の仕事に、入院中の方のお世話が あります。数年前から常に2名の方(いずれも重度の難病)に継続してご利用いただいてい ます。


昨年秋には入院先にお弁当を届けるというサービスをしました。お届け先は長年さわやか サロンをご利用下さっていた方です。病気の進行により入院を余儀なくされました。入院 してすぐに、食欲が全く無くなり、「近いうちにチューブを挿入する」、という話をお聞 きしました。「それはあまりに気の毒」とサロンのスタッフ皆がどうにかしてあげたいと 思いました。そして調理師さんが何時間もかけて「命のスープ」を作り、ヘルパーがお届 けしました。


その結果は、驚いたことに、みんなの願い通り、とても喜んで全部食べてく ださったのです。これをきっかけにサロンの手作り弁当を毎日お届けすることになり、 チューブ挿入は中止となりました。その後約3か月ほとんど毎日サロンの調理師さん達の手 作り弁当をヘルパーさん達が交代でお届けし、介助をして召し上がっていただきました。


残念ながらその方はつい最近亡くなられましたが、病床で、それまで何年も過ごされてい たサロンでの楽しい時間や美味しい昼食のことを思い出して、少しだけ温かい心持になっ ていただけたのではと思っています。


助け合いの活動はヘルパーさん達の誠実な仕事ぶりのおかげで、介護保険のサポートをし つつも助け合いの持つ特性も発揮できていると思っています。ささやかではありますが、 これからも様々なご依頼にできる限り柔軟にお応えしていけることを目標に活動を続けて いきます。

(今年に入って新しいヘルパーさんがお一人入会してくださいました。大変嬉しいで す。)

助け合い 利用者数、ヘルパー数(H.29.7~H.30.6)



(重松)

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