2022年4月24日(日)10:00~12:00
ウッディタウン市民センターにて全体研修会を行いました。年度初めに一堂に会して事務連絡や研修を行うものです。今年の研修は職業倫理とハラスメント研修でした。
全国的にホームヘルパーの高齢化、担い手の減少など人材確保が課題になっています。さわやか介護ステーションにもその波は押し寄せてきています。さわやかヘルパーの人数は昨年の26名から21名に減りましたが、参加人数は去年と一緒で、全員参加でした。
全体研修の内容
さわやか介護ステーションの今年度の目標
1.健康管理に気をつける(コロナ感染予防・適度な運動)
2.いつでもどのような時も笑顔で利用者と向き合おう(マスクの離せない今だから)
個人目標の作成、1年間の自己評価を行う
今年度の研修予定
(ア)事例検討会
(イ)自然災害時の対応について
(ウ)権利擁護研修
今年度の事業所としての取組
(ア)感染症対策…感染症予防、委員会、研修
(イ)自然災害発生時の対応・・・マニュアル作り、研修
(ウ)ハラスメント対策…全体研修
(エ)高齢者虐待防止の推進…研修
<ハラスメント研修>
ハラスメントに対する意識が高まる現在、ハラスメントの種類も細分化しています。
パワーハラスメント(パワハラ)、セクシャルハラスメント(セクハラ)、マタニティハラスメント(マタハラ)、モラルハラスメント(モラハラ)等々
職場での上司部下、夫婦間、スポーツ界等々、マスコミに取り上げられることが多くなりました。介護現場でも介護職を対象に調査を行うと回答者の7割がハラスメント被害にあったと回答しています。介護保険サービスにもハラスメント対策を求められるようになりました。
介護現場でのハラスメントは、利用者や家族からパワハラ、セクハラが多いと思われます。
ハラスメントの内容や受け手の痛みの強弱も色々あるでしょう。ハラスメントの加害者にも認知症や生活歴や無知等の潜在的な理由があるかもしれません。
しかし、人によって感じ方はまちまちで「仕方がない」とあきらめないで、誰かに相談することが大切です。事業所内で受け止め、共有し何らかの対策を講じなければなりません。
虐待もハラスメントも他人の心身を傷つけることは良くないと認識し対処する努力が必要と思います。対処の方法をみんなで知恵を出し考えることから始めましょう。
職業倫理(訪問介護倫理)
訪問介護の役割は、利用者の尊厳を擁護しながら、その自立を支援することとあります
研修では「3つの立場で考える」ことを学びました。利用者の立場、ホームヘルパーの立場、第三者の立場で考えることは多角的な視野を持つことになります。独りよがりな支援にならないため、様々な立場の視点で支援することが大切です。ワークショップを使って学びました。
後記
私たちは、コロナ禍にあっても変わらず、必要な方への必要なサービスを提供しています。
高齢者の方々の生活を支える仕事、・・・と一言で言えないほどその方の人生の機微に関わる尊い仕事です。担い手が減る一方の現状、国も賃金アップなど働く担い手への処遇改善の手当を打ち出していますが、前途多難です。しかし私たちは一緒に向き合う仲間を探しています。
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